大人にきびとにきび跡
大人にきびに悩む人がいま昔よりも増えているといわれています。
なぜこれほどまでに大人にきびに悩む人の数が増えたのか、その理由は色々とあるといわれています。
理由を紹介する前に大人ニキビとは何か紹介したいと思います。
ニキビと言えば、思春期にできるというイメージを持っていた人も多いと思います。
思春期を過ぎてから出来るにきびのことを吹き出物という呼び方で呼ぶこともあったのですが、ここ数年吹き出物とは言わずに大人になってから出来るにきびのことを大人ニキビと呼んでいるのです。
大人にきびというのも思春期にできるにきび同様にして、脂っこい部分やべたつく場所などに出来やすいとされています。
種類も思春期のにきび同様に、いろいろな種類があります。
例えば大人にきびの種類として代表的なものが白い膿をもっているにきびです。
油の塊のような芯があり、少し押すと痛みを感じることもあると思います。この大人にきびを無理やり爪で潰すという人も中にはいるようですが、肌を傷つけてしまいますから、無理やりつぶしてはいけません。
そして大人にきびとしては、他にも赤いいにびや黒いにきびなどもあります。
もともとは同じにきびでしたが、症状の重症具合によって色が変化していきます。
これらの大人にきびができる原因としてはストレスが原因であったり、不規則な日常生活が原因とも言われていますし、また栄養が偏った食事を食べていることで大人にきびができるとも言われています。
にきび跡が残ってしまって化粧で隠れるという人はいいのですが、男性の場合には化粧はしませんから目立ってしまう人も多いともいますし、女性でも、にきび跡の具合によっては化粧で隠せないという人も中にはいるのではないでしょうか。
にきび跡ができる理由は、にきびが悪化して顔の炎症がひどくなってしまったために、その部分が治ったとしても、跡が残ってしまうのです。
にきび跡といっても人それぞれ症状は色々で、少し跡が残っている程度だという人も中にはいますし、ひどい人になるとクレーターと呼ばれる月の表面のようにえぐれているように、顔の皮膚がなってしまっているような人もいます。
にきび跡が一か所ならまだいいのですが、クレーターのようなひどいにきび跡が顔中に出来てしまっているというケースもありますから、十分にきびケアには注意が必要です。
にきびが悪化したことによってにきび跡はできますが、他にも爪で無理やりにきびの芯を押しだしたりした場合にも皮膚が傷ついてその部分が跡になってしまいます。
一度できてしまったにきび跡というのはなかなか解消することが難しいですから、にきびができたら、できるだけ放っておかないで、すぐに対処をして悪化させない工夫が大切です。
悪化させてしまうとその部分のなおりが遅くなりますし、そうなってしまうとにきび跡が残りやすくなってしまいます。にきび跡は一度できると完治することは難しいので注意しましょう。
冒頭でもお話しした通り、ストレスとにきびはかなり密接に関連しているといわれているのですが、にきびの直接の原因になっているのはストレスではありません。
ストレスは間接的な原因といってもいいと思います。ではにきびの原因に直接関連しているものというのは何かというと、皮脂過剰が原因です。
この皮脂過剰はストレスにかなり影響があるとも言われているのです。人というのは精神的にストレスが過剰になった場合には、体の中でストレスホルモンが発生します。
ストレスホルモンが分泌されるとビタミンB2の働きを抑えてしまうのです。ビタミンB2というのは聞いたことがあるという人も多いと思いますが、肌の皮脂の量を調整しているとても大切な成分の一つです。
肌の皮脂の量を調整しているこのビタミンB2が不足してしまうということは、それは、皮脂の分泌のコントロールがきかないことになりますから、そのために皮脂の分泌が増えてしまうのです。
ストレスによってビタミンB2が抑制されるということでにきびが出来やすい原因につながります。
ですからストレスは直接的には原因になっていないといっても、結局はストレスが原因で皮脂の分泌が過剰になるということになります。
現代はストレス社会といわれているのですが、ストレスをいかに解消してためないようにして毎日を過ごすかどうかということが、にきびを作るかつくらないかにかかわってきますから、できるだけストレスはためないようにした方がいいでしょう。
便秘薬について
最近では便秘になると飲めば治ると簡単に便秘薬を使いすぎる人が増えています。
しかしむやみやたらに便秘薬を使うのは避けたほうがいいです。
なぜならば便秘薬は使い続けるうちに慢性化してしまい効果が薄れていくからです。
最後には便秘薬を大量に使わないと効果がでないなんてことにもなりかねません。
しかしどうしても便秘が改善されなくて、いたしかたないときは便秘薬を使うこともあります。
その場合は自分に合った市販されている便秘薬を使うようにしましょう。
便秘薬にはいくつか種類があります。
腸を刺激して便の排泄を促すもの。
便に水分をあげて便の排泄を促すもの。
体内にある水分を便に吸収させることによって便の排泄を促すもの。
腸のぜん動運動を促して便の排泄をさせるもの。
市販薬を購入する場合は、医療機関の医師による処方とは違い自己判断で薬を選ばなければなりません。
飲みすぎや副作用の心配があるので、市販薬でも購入する際は、薬局に駐在している薬剤師などに相談して購入するといいです。
自己判断で全て購入する場合は、説明書をきちんと読みましょう。
初めて飲む薬に関しては、量を少なめにして飲むことも大事です。
初めてのものは効果が強く現れすぎてしまうものがあります。
少なめから初めて自分の体への適量を判断しながら服用していきましょう。
薬の種類は錠剤、顆粒、液体、座薬タイプなどがあります。
液体の方が錠剤よりも微妙な量の調整がしやすいと思います。
座薬の場合は即効性がありますから、すぐに効果を期待したい場合、辛い場合は使うといいです。
1つだけ注意しなければならないのは、痙攣性便秘の場合は市販薬を使うと逆に症状を悪化させたり下痢になってしまったりすることがあるので服用を避けましょう。
便秘の方におすすめのどくだみ茶
お茶を飲むと便秘に効果があるという話をよく聞きます。
その中の一つが健康茶のひとつとして知られている「どくだみ茶」です。
原料となっているどくだみの葉っぱや茎にはフラボノイド成分であるエルチトリンやイソクエルチトリンなどが多く含まれています。
これらの成分には利尿作用や消化作用、緩下作用や血管拡張作用があります。
そのため便秘の改善にも役立ちます。
血行がよくなって冷え性が改善され、肌荒れや肩こりなどの症状も軽減されます。
体のむくみもすっきりします。
また利尿作用により膀胱炎や腎炎などに効果があり、血管を拡張することで高血圧からの脳出血を防ぐことができます。
どくだみには冷え性を改善する効果があるとされて、これに食物繊維をプラスすることで昔から便秘薬の民間薬として使われてきました。
カルシウムを始めとするミネラル分も豊富なので代謝を促進して、余分な水分を体外に出してくれます。
それにより解熱効果や血圧降下、デトックス効果があります。
どくだみには黄色ブドウ球菌、白癬菌、肺炎球菌などのウイルスを抑制する物質が含まれています。
そのため昔から傷口の再生や止血に効果があるとして利用されてきました。
どくだみは植物体を煎じた汁を服用すると、風邪や便秘、高血圧予防に効果があるとされてきました。
また傷やおできなどには葉を火であぶって患部に直接貼るといいとされています。
お風呂に入れれば冷え性改善になり、鼻に詰めれば蓄膿症に効くそうです。
便秘に効くツボ
美容と健康には大敵となる便秘。
便秘になるとお腹が張って体調はすっきりしないし、肌荒れや吹き出物などがでてお肌にもよくありません。
顔以外の体の部位に吹き出物がでる人は便秘が原因の場合が多いです。
なぜならば便を排泄するということはデトックス効果があり体内にあるあらゆる毒素を排出するという効果があるのです。
この効果が発揮されず体内に毒素が貯まると言う事は、体の免疫力や抵抗力がおちるため病気になりやすくなるのです。
お腹の血行が悪くてお腹が冷えやすい人にも便秘症の人が多いと言います。
慢性的に便秘の人は体内に毒素を貯めているとても悪い状態です。
その便秘解消によく効くツボがあるのをご存知でしょうか。
ここではそのツボ押しマッサージ法をご紹介します。
まずみぞおちとおへその中間地点のツボ押しをします。
ここを「中かん」のツボと言います。
このツボを円を描くように5分くらいやさしく揉みほぐしてマッサージします。
次のツボは「天枢」というツボです。
これはおへそから約4cm、指にして2本分程横にずれた左右2ヶ所です。
ここを上と下にさするようにしてマッサージします。
お腹が温かくなってくるまで行います。
次のツボは「腎兪」(じんゆ)というツボです。
これは背中側にあるツボです。
背骨の下のへこんでいる部分の両脇にあります。
背中側から背骨をたどっていって、一番下のあばら付近にあります。
背骨をずっと下にたどって、背骨のへこみの下部分から3cmくらい左右それぞれ横にいった2ヶ所です。
ここを軽く押して、その後上と下にさするようにして温かくなってくるまでマッサージします。
漢方薬と便秘
漢方の見方として便秘は「気・血・水」でいうところの「水」が不足して起こるもので、ストレスなどによる「気」の異常で起こり、「お血」などの「血」の異常で起こるものとされています。
体に便秘以外の異常な症状がなければ、西洋医学と同様に下剤などを使って、症状がある間一時的に利用して治します。
便秘以外にも異常がある場合は、漢方薬によって体質改善を行いながらお通じの状態も一緒に整えていくという使い方をします。
便秘の際に最もよく使われる漢方薬は「大黄甘草湯」です。
市販の漢方薬のほとんどにこの生薬が配合されています。
漢方は市販薬なので誰でも使うことができると思いがちですが実は違います。
この「大黄甘草湯」は体力が普通~体力がある人向けのものです。
体力があまりない人の場合の漢方薬は「桂枝加芍薬大黄湯」を使います。
他にも便がコロコロで固くてうさぎの糞のような形の人には、水分不足による便秘だと思われるので、潤いを与えることができる漢方薬「麻子仁丸」や「潤腸湯」を使います。
今紹介した漢方薬には全て「大黄」や「麻子仁」という生薬が入っていて、下剤作用が含まれています。
これらの漢方薬は飲むと比較的すぐ効果が現れます。
しかしその反面下痢になることがあり、胃腸が痛くなることもあります。
下剤作用がある生薬を含まない漢方薬としては「桂枝加芍薬湯」や「小建中湯」があります。
これらを使って便秘解消をすることもあります。
便秘と下痢と繰り返しているような人にはこれらの漢方薬が向いています。
効果に即効性はないのですが、しばらく飲み続けると効果が現れます。
便秘にいい食事
便秘にいい食事とはどのようなものでしょうか。
一言で言うと「和食」がベストです
和食でご飯を主食として食べるのが便秘にとっては最もいい食事と言えます。
ご飯の中にはでんぷんが多く含まれています。
このでんぷんは難消化性のでんぷんのため、便秘を予防するには最適の食材です。
洋食で副食にサラダをとって野菜をたくさん摂取するよりも、和食の副食として煮物やおひたしなどを摂取した方が多くの食物繊維をしっかりと摂取することができます。
野菜の一日の必要摂取量は350g以上と設定されています。
しかし近年若者と中心として野菜の摂取量が極端に少ないという傾向になってきています。
これは便秘だけではなく、国民の健康維持のためにもよくない傾向です。
便秘を予防し、便量を維持していくためには最低でも片手一杯分は野菜を摂取する必要があります。
さらに昆布やわかめなどの海藻類やごぼうやニンジンなどの根菜類、しいたけ、しめじなどのきのこ類などを一品としてプラスするとベストな食事となります。
食後にはビタミンCやペクチンをたくさん含んでいる果物をデザートとして食べるとさらに効果があります。
これらのかんきつ類には腸を刺激する効果があるため便秘解消がのぞめるのです。
まずは食事の摂り方として一日三回きちんと食事を食べること。
そして和食中心の食事で腸をさっぱりきれいにして快便を目指しましょう。
便秘に悩んでいる人はさっそく実践してみてください。
食事改善
食事改善をして腸が喜ぶような食事摂取を行うと便秘解消につながります。
食事と便秘は大きく関係があります。
便秘だからといって食事の量を減らしてしまうと腸の働きが低下するので、ますます便を排泄しにくくなって便秘がひどくなります。
また食事の量を減らすと体に必要な栄養素も摂取できないので、便秘が悪化するだけではなく肉体的にもよくありません。
さらに規則正しく食事を摂取せずに栄養も体に足りていないと、精神的にも元気になれませんから、気持ちも弱くなったり、やる気がなくなったりして気持ちにも影響してしまいます。
そうなると適度な運動をすることも望めませんから、活動量も減って悪循環になります。
便秘は体に様々な悪影響を及ぼすのです。
そこで食事改善をして腸が喜ぶ食べ物を摂取すると腸が喜んで動いて腸内環境を整えてくれます。
まず一番大事なことは1日3食ある程度決まった時間にきちんと食事を摂ることです。
生活リズムを整えることは体にとってとても大切です。
食事の時間を1日3回時間も規則的にすれば、腸も毎日働く時間を認識しやすくなります。
食事改善の食の内容について言うと、常習性の便秘の人には、食物繊維と脂質を同時に摂取できるものがいいです。
きんぴらごぼうやひじきの煮物、切干大根の煮物、いも料理やかぼちゃ料理なども適しています。
香辛料やアルコールなど適度な刺激も腸管を刺激して便の排泄を促してくれます。
ストレスなどによる精神的な理由からくる便秘の人には、刺激の少ない食事を摂取することが大切です。
先程述べたようなごぼうなどの部類は避けてやわらかい野菜を中心として食事がいいです。
冷たいものや脂分が多い食事は腸に刺激を与えてしまうので避けましょう。
食べるときもよく噛んで腸に負担がかからないようにして食べます。